夢の果て 安房直子十七の物語





私は今、年だけで言えば立派な大人の数を生きている。

もう少しその数が、少なかった頃。

曇りの空にほっとしたり、雨で安心して家の中で口をつぐんだり。
少し影のある、暗い方が心の何処かを緩められる気がした。
同時に、そういう場所に流れ着いていくのではないかと考えたりしていた。

児童文学には、怖さが潜んでいる。
そこに、その出会った時期にしかない感性がどう反応するかだ。


どうにもならないことが、ある。
でも。

でも・・・?

その疑問符が身の内に残ることは決して悪いことではない。
少しずつ、夢見ることとそこに潜む闇も感じとっていくことだ。


安房直子さん(著)と、味戸ケイコさん(イラスト)の組み合わせの本じゃないと嫌だと思うぐらい。
二人の作風が混ざり合っていて、私のあの頃の気分と切り離せない。

この本は、随分と大人になってから手に入れたけれども。
遠い昔の様な表情で、そっとページをめくっていたと思う。


安房さんの残してくれた本を、今からでも少しずつ辿ってゆきたいと思う。


ではでは。




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