カラスの教科書 こりゃイメージ、変わるよ!

「カラスを追い続ける気鋭の動物行動学者」と称された松原始氏の本、ご紹介。

カラスの教科書 (講談社文庫)


えぇ?!カラスは嫌いなんですけど!( ゚д゚ )って人多いですよね。
よく報道特集なんかでも「カラスと人間の闘い」的な番組やっています。
そう、○キ○リほど家の中にはいないとはいえ、迷惑な人にとっては駆除レベル。


それがこの本でちょっと認識が変わるかも知れません!
え?いらんて?
そんなこと言わずにちょっと見てみよう!


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松原始さん、ってどんな人?!
1969年生まれ
京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学博士。専門は動物行動学。東京大学総合研究博物館勤務。研究テーマはカラスの生態、行動と進化。

本書より
うわー、固そう!!
実際、これ友人から「エエから読んでみて、すっごいエエ!」と勧められて持って帰ったものの数か月放置していた。(´(ェ)`)だって日々疲れて、カラスの生態の本とか後回しになるじゃん。


「カラスに燃え、カラスに萌えるカラス馬鹿一代」を自称している
本書より
ココを見て、あれ?ちょっとおかしい人?とかは思っていたのだが。
それは読めば即わかる!だったのだ。なのにそれを味わうのに放置期間の数か月かかってしまった。
(・Θ・;)


では早速、のぞき見を、、、
これは巻末の方にある「Q&A」のコーナーなんですね。
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、、、Σ(゚д゚;)

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冷静な分析っちゃ、分析なのですが、、、。


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このように、フツーのカラスへの疑問にユーモアも交えて生態紹介と対処の仕方なんぞもサラッと書かれています。


こちらは本文より。
京大生だった松原氏は、学生時よりカラスの観察をしまくっている。京都の居酒屋から裏の小料理屋のゴミを漁るカラス達をずっと追いかけてゆく。観察し続け、肉じゃがを食べていると判断。その後は生湯葉を食べているな!と気がつき、、、。
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ちなみに、傍らを見ると自分の朝食はメロンパン90円と洗面所で汲んだ水道水入りペットボトルという事実に直面し、左京区のカラスはたいしたもんだと思いつつ世の不条理を感じる、、てな具合である。


ついつい読んでしまう2つの秘密

松原先生がみょうに面白い(センセイと呼ばせていただきます!)
奥深い知識まで書かれているんですけど、全くもって普通にイメージする学者さんの書いた「生き物の生態」なる本とは一線を画しています!だって、ついついスラスラ読んでいってしまうんですもの!( ゚д゚ )オモロクテ

ちょっと気になってさぐったところ、文藝春秋のウェブの記事で本書と先生が紹介されていました
「カラス観」ががらりと変わる一冊

むーん。こんな方がずーっとカラスを追ってらっしゃるのね。


重要なキャラ「カラスくん」がみょうに愛らしい

いやいや、子ガラス可愛いとか思ったことないし!とかツッコミたくなるんですが。
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この各ページに出てくるカラスくんを見ると先生の文章と一緒くたになって何だか愛しさがこみあげてくる。このイラストを描いているのが植木ななせさんだ。


この方の功績もとても大きい!
植木さんは「旅するミシン店」と言う雑貨のお店の店主&デザイナー・イラストレーターでした。気になった方はチェックしてみてください。↓
お店紹介 旅するミシン店



そして「カラスくん」のツイッターもあった件、、


↑これは「旅するミシン店」のツイートをカラスくんがリツイートしています。

そしてカラスくんからは、、、↓


だそうだ!笑\(^O^)/
ではでは。

松原先生の他の本はコチラ↓




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