「夢十夜」夏目漱石 (パロル舎) 画・金井田英津子

蒸し暑い今宵 ご紹介しますのは、文豪夏目漱石の「夢十夜」。少し背筋がヒンヤリとするような物語です。「坊ちゃん」しか知らない方は、少し驚かれるかもしれませんね。 (夢十夜より) さて、突然ですが今宵ははじめに。私の昔話に、ちょっとお付き合いいただけますか? 小学生の私は視力検査の結果が悪く、眼科に通うことになりました。お向かいの幼なじみ、Kちゃん姉妹も一緒でした。同じ小…

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カラスの教科書 こりゃイメージ、変わるよ!

「カラスを追い続ける気鋭の動物行動学者」と称された松原始氏の本、ご紹介。 カラスの教科書 (講談社文庫) えぇ?!カラスは嫌いなんですけど!( ゚д゚ )って人多いですよね。 よく報道特集なんかでも「カラスと人間の闘い」的な番組やっています。 そう、○キ○リほど家の中にはいないとはいえ、迷惑な人にとっては駆除レベル。 それがこの本でちょっと認識が変わるかも知れません…

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推理小説とアンフェアの関係

タイトル「推理小説」は、2004年に秦建日子が小説家としてデビューした作品。 その題名ではピンとこないかもしれないが、2年後に制作されたTVドラマ「アンフェア」といえば有名なので知っている人も多いだろう。その原作本である。 私もドラマから、原作を読んだ口である。 もともと脚本家でもある秦氏がTV用に書いたもののノベライズかと思ったらそうではなかった。 ドラマにはできない趣向を…

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